KDDIがプレスリリースでau LTE(800MHz)が実人口カバー率99%を達成したと発表しています(本文)。800MHzのLTEはiPhone 5s/5c, iPad Air, iPad mini Retina, Androidスマートフォンで利用できるもので、そのエリアの広さはauの大きなウリの一つでもありました。
99%というのはかなり凄い数字であり、1年前の実人口カバー率96%のときよりも面積で1.5倍のエリアをカバーしてようやく達成できた数字です。このカバー率に他社が追いつくには年単位の時間が必要ではないかと考えます。また、広大なLTEエリアは近々始まると言われているVoLTEサービスでも同社の大きな武器になるはずです。
auは早い時期に3GからLTEへと通信の主力を移したいと考えているようです。そのためにも急いで実人口カバー率を拡大させてきたと経緯があり、99%の達成は一つの区切りにもなったと思います。とはいえ、まだまだ屋内(大規模施設、エレベーター内、地下駐車場など)では3G表示を見ることもたまにあります。こうした場所をLTEでカバーできるようになってから3GからLTEへの本格移行が進むと思われ、今後も終わりなき基地局整備が続いていくのでしょう。