昨年、Apple Watchのサポートを取りやめたLINEは、昨日のiOSアプリのアップデートでApple Watchのサポートを復活させました。単にこれまで通りのサポートを復活させただけでなく、Apple Watchでの利用で不満だった点を解消しています。
新着メッセージ以外も確認可能
サポートを中断する前は新着メッセージがなければApple WatchのLINEアプリは何もできなかったのですが、今回のサポート復活から受信歴からメッセージを返信できるようになっています。また過去のメッセージを読み返すこともできるなど、これまでApple WatchのLINEアプリでできなかったことができるようになっています。
さらにスタンプの数が増え(44種類で少ないですが)、音声メッセージの送信が可能になり、マイQRコードの表示もできるようになりました。iPhoneを取り出さなくてもQRコードが表示できれば、LINEアカウントの交換時に少しだけ便利になるかもしれません。LINEアプリはかなり進化してApple Watchに戻ってきた印象です。
単独利用には難あり
しかし惜しいのですが、昨日更新されたバージョン(8.4.0)ではApple Watch単独での利用に難があります。おそらく不具合だと思われるのですが、iPhoneとのペアリングが切れた状態ではApple Watchからのメッセージ送信、トーク履歴の確認ができません。アプリでトーク履歴を確認しようとしても、読み込み状態のまま先に進まず、最新のメッセージしか表示されません。
またメッセージの送信もApple Watch上では送られたことになっていても、実際には送信されません。LINEの仕様上の問題だと深刻ですが、単独利用時でも通知からの返信は可能なので単なる不具合のような気もします。もし単なる不具合ならこの問題はすぐに解決するはずです。この問題が解決すればLINEはApple Watchでかなり便利に使えるようになりそうです。