iOS 11.3 公開 これが「バッテリーの状態(ベータ)」か

Appleは先日iOS 11.3iPad(6th)向けに公開しましたが、30日未明にようやくその他のデバイスでもダウンロード可能となっています。iOS 11.3には多くの新機能が搭載されていますが、その中には昨年から問題になっていたバッテリー状態によって性能が抑制される問題への対応も含まれています。

設定→バッテリー→バッテリーの状態(ベータ)

バッテリーの状態を確認するには「設定」→「バッテリー」→「バッテリーの状態(ベータ)」へと進みます。昨年11月に購入したiPhone Xでは「最大容量 100%」と表示され、「お使いのバッテリーは、現在、標準のピークパフォーマンスに対応しています」と書かれています。これはバッテリーの状態が正常なとを表しています。

ただiOS 11.3にアップデートして以降、パフォーマンス管理機能が適用された場合には「このiPhoneで、必要なピーク電力をバッテリーが供給できなくなったため、突然のシャットダウンが発生しました。この現象が再度発生しないようにパフォーマンス管理が適用されました」と表示されます。ここで初めて性能抑制機能をOFFにできるようになります。

その他の新機能は

拡張現実機能(AR)
ARKit 1.5により、水平な仮想平面に加えて、壁やドアなどの垂直な面にも仮想オブジェクトの配置が可能
映画のポスター、絵画、図版などの画像イメージを検知しAR体験へ組み込むことに対応
AR体験時にカメラビューを通じて映し出される現実世界の解像度の向上

iPadの充電管理
例えば、キヨスク端末やPOSシステムや充電用カートなどで、iPadが電源に長時間接続されている場合のバッテリーの状態を良好に維持

アニ文字
iPhone Xで、ライオン、ドラゴン、どくろの新しいアニ文字を導入

プライバシー
Appleの提供する機能で個人情報が使用される場合に、データがどのように使用および保護されるかについての詳しい情報を見ることができるリンクとアイコンを表示

Apple Music
独占的なビデオプレイリストを備えた“ミュージックビデオ”セクションを含む、新しいミュージックビデオ体験を提供
多くの人が好きなジャンルやそのジャンルをフォローしている共通の友達を見つけるアップデートされた提案機能により、ミュージックのテイストが同じ友達を探すことが可能

App Store
プロダクトのページでユーザのレビューを“参考になった”、“高評価”、“低評価”、または“最新”で並べ替え可能
“アップデート”のタブにバージョンおよびファイルサイズの情報を追加

さらにキーボードアクセシビリティSafariで機能を多数追加し、多くの細かな問題を修正しています。