年度末商戦を迎えてスマホのスピード比較記事が多くなってきた

携帯電話最大の商戦期となる3月はキャッシュバックだけでなく、各社の宣伝合戦も過熱してきます。スピードテストの比較記事がこの時期多く出てくるのも、各社の宣伝合戦と関係がないわけではなさそうです。

A「東京・大阪・名古屋 スマートフォン速度実測調査
B「全国1004ヵ所の「道の駅」で、iPhoneのLTE接続調査
C「47都道府県主要都市のダウンロード平均スピードが速いのは?

このあたりが最近でた記事ですが、A, B, Cで全て優位となるキャリアが違います。面白い結果です。ただ、それぞれ調査には特徴があります。

ドコモが優位な調査Aでは東京、大阪、名古屋の主要駅、オフィス街でのスピード測定を比較したものですが、これはドコモが150Mbpsエリアを整備し始めている場所と一致します。都心部の神田駅で77Mbpsなんて数字は他社には真似のできない数字です。

次の調査Bではauが優位な結果となっています。全国の道の駅での測定ということもあって、農村地域、山間地域が調査地点として多くなる傾向があります。その結果としてプラチナLTEで先行するauが優位という結果が出たのでしょう。

そして調査Cではソフトバンクが優位となっています。この調査は全国の主要都市(7大都市を中心に340ヵ所)で行なわれたものであり、ソフトバンクのLTE(iPhoneでも使える2.1GHz, 1.7GHz、Android端末で使えるAXGP)が得意とする場所出の調査になっています。

みんな大好きスピードテスト

それぞれのキャリアが得意分野を強調できる結果が「調査会社」から発表されているので、スマートフォンの購入検討の際には、その調査の行間を読みつつ参考にされるのがいいと思います。