「AirMac ExpressのAirPlay 2対応」はiOS 11.4のベータ版から削除

iOS 11.4 beta2が今週開発者とベータテスター向けに公開されました。その中には一つ目のベータ版にはあったWi-Fiルーター「AirMac Express」がAirPlay 2に対応しそうな兆候が消えてしまいました。これでAirMac Expressは本当に前時代のWi-Fiルーターになるのかもしれません。

2012年発売の最新モデル

現在のAirMac Expressは2012年に発売されたモデルです。Appleらしいシンプルなデザインと設定の簡単さ、Apple製品との相性の良さなどもあり、大量に売れる製品ではないですが、細く長く販売が続いています。ただすでに開発チームは解散してしまったとのニュースも流れ、そのうちAppleの販売製品のリストから消えていくのだろうと考えられてきました。

AppleInsiderより

しかしiOS 11.4の最初のベータ版のHomeアプリ内にAirMac Expressに繋がれたスピーカーをAirPlay 2に対応させる機能が発見されました。これで久しぶりにAirMac Expressの用途が広がる可能性がでて、もしかしたらAppleはAirMac Expressを見捨てていなかったのではないか?と少し話題になりました。

iOS 11.4 beta 2で削除

しかし先日公開されたiOS 11.4 beta 2ではこのAirPlay 2対応が削除されてしまいました。やっぱりAirMac Expressが最新機能に対応するのは難しいのかもしれません。まだiOS 11.4はこれから何どもベータ版の更新があるはずで、その中で復活するのかもしれませんが、現実は厳しそうです。

希望を言えば、AirMac Expressの最新機種が発売されるのが望ましいのですが、Appleは既にApple Online Storeで他社のWi-Fiルーターの販売を始めています。ここから考えてもAirMac Expressの新モデルは望み薄といった感じです。せめて現行モデルがAirPlay 2に対応すれば、と期待したのですが、残念な結果に終わりそうです。