昨年9月にリリースされたiOS 11はiPhone 5とiPhone 5cをサポートしませんでした。そのため、今年リリースされるiOS 12はiPhone 5sのサポートを打ち切るとの予想も出ていましたが、どうやらiOS 12はiPhone 5sをサポートするようです。(WebKit testing logs reference iOS 12 running on an iPhone 5s simulator)
WebKit testing log内で痕跡を発見
RedditのユーザーがWebKitのテストログ内でiPhone 5sがiOS 12をインストールできる有力な記述を発見したと報告しています。正直、ちょっと専門的すぎて内容を全て理解できないのですが、ネットメディア9to5Macによれば、これはiOS 12がiPhone 5sをサポートするる有力な証拠だとされます。
iOS 11でiPhone 5やiPhone 5cがサポート外となったことで、iPhone 5sが今年のiOS 12でサポートが外れてしまうとの心配もあったのですが、どうやら今年は大丈夫な模様です。ただサポートされることは有力なものの、iOS 12の全ての機能がiPhone 5sで使えるとは限らない可能性はあります。既にiOS 11のARKitで作られたアプリはiPhone 5sでは使えません。iOS 12の新機能で使えないものが出てくる可能性はあります。
iOS 12はWWDCでお披露目
今年も次期iOSはWWDCでの発表となりそうです。その後、3カ月ほどのベータテスト期間を経て正式版がリリースされる日程と予想されます。ただ、今年のiOS 12は安定性向上をメインとしており、あまり新機能の搭載はないとされます。そのためiOS 11と同様にiPhone 5sでもインストールできるようになったのかもしれません。
今年のWWDCは6月4日午前10時(日本時間5日午前2時)開始の基調講演で幕を開けます。様々な開発者向けの発表だけでなく、新しいハード(iPhone SE 2?)の発表も予想されるなど、開発者でなくても注目のイベントになります。