Apple（に限らず全て）の新製品情報がいち早く公開されてしまうユーラシア経済委員会の登録リストに未発表のiPhoneが掲載されていることが判明しました。このリストに掲載されてから数週間後に発表というケースが多くなっています。（Regulatory filings suggest Apple’s first new iPhone of 2018 could debut in May or June）
次期iPhone SEの想像図
未発表のiPhoneはiPhone SE 2？
ユーラシア経済委員会のリストには域内で販売される予定の電子機器が登録されます。このリストに未発表のiPhone（iOS 11で作動）の型番が11も登録されていることがわかりました。先日発表されたiPad（第6世代）も発表前にこのリストに掲載されたことで、その存在が公になりました。おそらく今回も数週間以内に新しいiPhoneが発表されることになりそうです。
この時期に新しいiPhoneが発表されるとすれば、毎年秋に発表される新モデルのiPhoneではなく、低価格モデルのiPhone SEの後継機種でしょう。iPhone SEのコンセプト（低価格、スタンダードな性能）というコンセプトを引き継いだiPhone SE 2の販売が近づいていることが予想されます。まもなく発表となれば、6月に開催されるWWDCでの発表がもっとも可能性が高そうです。
iPhone SE 2に期待する機能
iPhone SEにはNFCチップは搭載されていますが、日本のApple Payで使えるFelicaには対応していません。またLTE通信もキャリアアグリゲーションが使えず150Mbpsまでにしか対応していません。さらに3D Touchにも対応しておらず、通常のiPhoneに比べて操作性は落ちていました。
この他にも今のiPhoneと比べるとiPhone SEの機能や性能はかなり見劣りする部分が多く、これらがバージョンアップをきっかけに改善されることに期待します。しかし盛りだくさんの機能を4インチサイズのiPhoneで実現するのが可能かどうかは微妙なところです。内部基盤の再設計は不可欠であり、低価格という側面を重視するなら、大幅な機能向上は難しい気もします。
AppleがどのようなiPhone SE 2を発表するのか、非常に気になるところです。