BarclaysのアナリストはiPhone 7からiPhoneに同梱されているLightningu-3.5mmヘッドホンジャックアダプタが同梱されなくなると予測しています。あのかっこの悪い同梱品がなくなるのは大歓迎なのですが、これは何を意味するのでしょうか。(Barclays Predicts 2018 iPhones Won’t Come Bundled With Lightning to Headphone Jack Adapter)
ワイヤレスイヤホンの普及を反映
iPhone 7では3.5mmヘッドホンジャックが廃止され、従来のイヤホン、ヘッドホンはアダプターなしでは使えなくなりました。確かにLightning-3.5mmヘッドホンジャックアダプタを使えば従来のヘッドホンが使えるのですが、あまりスマートではありませんでした。不恰好ではあるものの、従来のイヤホンを利用している人が多いうちはアダプターの同梱は不可欠だったのかもしれません。
その同梱が次期iPhoneでと予測されている終わる背景には、ワイヤレスイヤホンの普及があったことは間違いないでしょう。特にAirPodsの大ヒットは完全ワイヤレス型のイヤホンを定着させ、ワイヤーからの解放を一気に進めました。AppleとしてはiPhoneでは同梱のLightningイヤホンを使うか、ワイヤレスイヤホンを使って欲しい、ということなのでしょう。
AirPodsユーザーとしては、もうワイヤーのあるイヤホンには戻れません。落ちる、格好悪い、無くしそうと発売前には否定的な意見が多かったのですが、ワイヤレスイヤホンの定番となった今ではそうした批判を目にすることはかなり少なくなりました。iPhoneでよく音楽を聴くなら、AirPodsはかなりオススメです。
買い替えサイクルも関係?
iPhoneの買い替えはおおよそ2年に1度程度という人が多く、次のiPhoneを購入する人の多くは同梱アダプタを既に保有中の人たちでもあります。iPhone 7の付属品としてアダプターを今使っている人たちにとって、次期iPhoneのアダプターは不要です。そういう意味でも次期iPhoneからLightning-3.5mmヘッドホンジャックアダプタの同梱がなくなるのかもしれません。
とにかく、スマートではなかったアダプターが廃止され、多くの人がワイヤレスへと進んだことにはいいことだと思います。iPhone、Apple Watch、MacBook、AirPods、これらがワイヤレスで有機的に、シームレスに繋がることでユーザーの利便性は最大限に高まると思います。