いよいよ来週に迫ったAppleのスペシャルイベントですが、iPhone SEと9.7インチiPad Proの発表はほぼ確定のようです。しかしこのうちイベントのメインとなるのは9.7インチiPad Proではないかと考えます。
iPhone SEに新しさはあるか?
今回発表される4インチの新型iPhone(iPhone SE)はiPhone 5sの筐体にiPhone 6sの性能を詰め込んだものとされます。iPhone SEがどんな新機能を搭載するかというより、どこまでiPhone 6sに近い機能を載せられるかに注目が集まっています。
iPhone SEに新しい何かがある感じではありません。あくまでiPhone 5sの後継機を出すというスタンスを取っているように見えます。もしこれがiPhoneでなければ、イベントは開催せず、Webサイト上のスペックを書き換えるだけのアップデートになったかもしれません。iPhoneということで注目度は高いですが、発表前の盛り上がりもそれほどありません。
9.7インチiPad Proには新しさはあるか?
一方で9.7インチのiPad Proも基本的には昨年発売されたiPad Proを9.7インチにした製品であり、劇的な新しさはないかもしれません。しかし9.7インチiPad Proは1200万画素のカメラを搭載し、4K動画の撮影、再生が可能になるという情報があります。
これはかなりの新しさです。iPhone SEが単なる機能の省略とサイズの縮小なのに対し、4K対応なら9.7インチのiPad Proは新しい世界観を提示する可能性のあるディバイスだと感じます。まだ4K動画の撮影・再生に対応するかは不明ですが、もし対応するなら「Let us loop you in.」の主役は9.7インチのiPad Proになる気がします。