メッセージアプリに対抗すべく、大手キャリア3社が共同で開発したメッセージサービス「+メッセージ」はAndroidスマートフォンでは既に提供されていますが、iPhoneではまだ使えない状態が続いています。しかしiOSアプリの提供が6月下旬になるとauの公式アカウントがツイートしています。
SMSが進化、LINEを駆逐???
メッセージ+の発表を受け、多くのメディアはLINEへの対抗サービスとして報じました。これを受けてLINEの株価は急落したのですが、実際はそこまでの実力があるかは不明です。確かに電話番号で送信できるSMSを進化させれば、LINEに対抗できるメッセージサービスになる可能性はあります。ただこれは「実際に使う人が多くなれば」という話であり、すぐにLINEの優位性が崩れるという訳ではありません。
LINEの優位性を崩すとすれば、利用者が多くなる必要があるのですが、それにはiPhoneユーザーを取り込むことが必須になります。6月下旬、ついに+メッセージのiOSアプリが公開されることで競争が始まるという状況です。もちろん+メッセージのスタートラインはLINEのかなり後方であることは否めません。
用途によって使い分け
LINEは既にコミュニケーション手段としてかなり浸透しています。ただプライベートのLINEアカウントを職場や仕事関係の人に伝えるのには多少の抵抗があります。そこで役立ちそうなのが+メッセージになるかもしれません。名刺に書かれている携帯電話の番号で高度なメッセージ機能が使えるとすれば、それは大いに役立つでしょう。LINEと+メッセージの使い分けが賢い使い方になるんじゃないかなー、と漠然と考えています。
とはいえ+メッセージの普及はこれからです。6月下旬のiOSアプリリリースを受けて、どれだけユーザーを集めることができるか、このサービスの成功か失敗は6月、7月にかかっていると言っても過言ではないでしょう。