KDDI、NTTドコモと2014年3月期第3四半期の決算発表を終え、残すはソフトバンクだけになっています。ソフトバンクはSprintなどのグループ会社の決算発表を待って、少し遅れて12日に決算発表を開催する予定となっています。
業績も気になるところですが、投資家というよりも消費者という立場では事業報告の方が興味深いです。業界の台風の目であるソフトバンクの現状と将来計画で注目すべき点を挙げると
・ドコモiPhone参入の影響
・プラチナLTEの整備計画（巻き取りの進捗）
・T-Mobile買収の可能性
・スプリントやブライトスターとのシナジー
・シリコンバレーオフィスの稼働状況
・VoLTEの計画
・1月9日の障害原因
あたりでしょうか。
ドコモのiPhone取り扱い開始以降、MNPによる流入が大幅に減少していることをどのように捉えているか、気になるところではあります。また、総務省から「遅れている」と指摘されたプラチナLTEは本当に4月からサービスインできるのか、できるとしたらどこからなのか、さらにどのようなスピード感でエリアを整備していくのか、非常に興味があります。
海外企業の買収戦略も気になります。既に買収したSprint社は当初の計画通りに再建、LTEの整備が進んでいるのか、T-Mobile買収も本気で目指しているのか、さらにブライトスターやSprintの買収後のシナジーはどの程度出たのかも気になります。ソフトバンクが得意とする分野でどのくらいの効果が出せたか興味深いです。シリコンバレーのオフィスは何か成果を出したのか、続報がないだけに気になるところです。
またVoLTE時代の新定額プランは出てきましたが、肝心のVoLTE開始のメドがあるのかどうかも知りたいです。もしメドが立っていないのにあのプランを出したとすれば、その大胆さは賞賛されるレベルです。皮肉ですが。それ以外にも少し問題になった1月の障害原因と、障害が終わった後も繋がらなかった事象は把握できているのか、無事故を誇るなら発表の場で公表して欲しいと思います。
やっぱりソフトバンクはいろいろ話題に困らない企業です。決算と関係のないことも多いですが、興味は尽きません。僕もUSTREAMの中継を見る予定です。