昨日から予約の始まったiPhone XS/XS Maxですが、iPhone XSについては一部機種がApple Online Storeの初回出荷分を完売したのみで、現在でも多くのモデルで9月21日配送分が残っています。iPhone XS Maxは全てのモデルで初回出荷分が完売となっていますが、Apple Storeでの受け取りを指定すると、どの機種も9月21日に入手可能です。
品薄は回避
これまでiPhone 7 Plus、iPhone XとiPhoneの新モデルの品薄が続いていました。特にiPhone 7 Plusの品薄はひどく、発売日に全く入荷ないという店舗も少なくありませんでした。iPhone Xも発売日を遅らせたものの、予約開始直後に完売となり、供給が安定するまでに1カ月以上かかりました。
その例があっただけに、iPhone XSやXS Maxでも品薄になるかもしれないという懸念はありました。ただ事前に品薄という情報はなく、極端な品薄に陥ることはなさそうという雰囲気があったのも確かです。予約開始時間(14日午後4時01分)になると、Appleのサイトには繋がりにくくなったのですが、それもすぐに繋がりやすくなりました。
Appleのサイトに繋がりやすくなった時でも、全モデルで在庫は豊富にあり、待機していた人のほとんどは好きなモデルを「9月21日配送」で予約できたと考えられます。また予約開始から12時間以上が経過した時点で、iPhone XSでは一部モデルを除き9月21日配送分が残っている状態です。さらにApple Storeでの受け取りを選択すればiPhone XS/XS Max全てで発売当日購入が可能な状態が続いています。
不人気だった?
当日分の在庫が豊富に残っている原因は二つの可能性があります。まずAppleが品薄を回避するため、供給量を増やした可能性です。iPhone XRの発売を遅らせることで、iPhone XS/XS Maxに製造リソースを集中させた可能性もあります。またiPhone Xから大きな変更点がないことから、製造ノウハウが蓄積されていることも大きいでしょう。供給量が安定していることが品薄回避につながったのかもしれません。
もう一つ、iPhone XS/XS Maxが不人気だったか可能性もあります。「iPhone Xから大きな変化がない」、「高い」という声はよく耳にします。発売日にiPhoneを購入するようなファンでも、一歩引いてしまった可能性は十分に考えられます。発売日から数日ごにPOSデータの解析も報告されるでしょう。そこで「iPhoneの品薄回避の原因」が判明するかもしれません。