プラチナLTE計画に狂い? 総務省がソフトバンクモバイルに口頭指導

いつ報告書が掲載されるかと待っていたソフトバンクの900MHz帯の「電波地上げ」状況ですが、平成25年度第2四半期分が公表されました。

その報告を受けた総務省は「認定を受けた開設計画に記載された目標(RFID免許局・登録局については、平成24年度末までに4割の実施を完了。MCA端末局については、東北・関東・信越・北陸・近畿・中国・四国・沖縄の各管内のアナログ局は、平成24年度末までに実施を完了)より遅延していることを確認しました。」とコメントしています。

また通常の報告スケジュールより2ヶ月近く四半期報告が遅れたことに対して「総務省は、ソフトバンクモバイル株式会社に対し、四半期報告書の提出遅延及びこれまでの四半期報告の誤記について、次四半期以降の報告においては四半期報告書の提出を速やかに行うこと、及び四半期報告の精査体制の見直しを行うよう、口頭指導を実施しました。 」としています。

ソフトバンクモバイル側の問題は2点あって、一つは終了促進措置の実施が計画よりも遅れていること、もう一つは総務省への報告に「誤記」「遅延」があったことです。口頭指導は後者に対して行なわれており、4月からと予定されているプラチナLTEのサービスインは遅れないと信じたいところです。

「電波の地上げ」の進捗状況

なお、ソフトバンクモバイルは現在の遅延を取り戻すべく、人員の体制を増強し、また機器の供給を円滑化していて巻き取りを計画通りに進めることを総務省に報告しています。ソフトバンク版のiPhone 5s/5cはこのプラチナLTEが使えるとかなり広いエリアでのLTE利用が可能になるので、計画どおりのサービスインを期待しています。