Apple関連の情報分析、予測の正確さで定評のあるMing-Chi Kuo氏がiPad mini 5がまもなく登場すると予測しています。またiPad miniの新モデルは低価格なディスプレイを搭載するとも同時に予測しています。
iOS 12でiPad miniは延命したが
この秋にリリースされたiOS 12は古いデバイスでも動作が早くなり、一定の快適さが保たれるように設計されています。そのためインストールできるiPad mini 2以降の機種でも遅くなった動作がある程度早くなり、使用に耐えられる水準にはなっています。iPad mini 3をまだ現役で使っているのですが、実際に使っていてもアプリの起動がスムーズになり、キーボード入力での引っかかりが少なくなりました。
しかしOSレベルで改善できる部分はこれが限界なのかもしれません。昨年発売された10.5インチiPad Proと比べると快適さの差は歴然で、自然とiPad mini 3の利用頻度は落ちています。iPad mini 4の発売から3年、そろそろ新モデルが出ないと、過去に報道された通りiPad miniのラインは消滅しかねません。
アナリストも確信を持てず?
予測に定評のあるMing-Chi Kuo氏ですが、iPad mini 5については「Appleがメディアのイベント中に発表するか、来年の早い時期に発売するかどうかは分からない」としており、正確な情報を確認した上で予測を立てている感じではありません。もし10月30日のイベントでiPad mini 5が発表されなかったら、iPad miniは消えゆく存在になっていく危険性は依然として残っています。
とはいえ、iPad Proが10.5インチと12.9インチの2モデルを有し、iPadが9.7インチと7.9インチの2モデルになるというのは合理的です。用途が違えばそれに適したディスプレイサイズが違うのも当然です。手の小さな小学校低学年くらいまでの子供が扱うなら7.9インチがジャストサイズです。大人でも手帳のように使うならiPad miniのサイズがぴったりです。
iPad miniはぜひ残して欲しいので、10月30日のスペシャルイベントに期待したいです。