LINE PayもApple Pay(QUICPay)に対応へ

Engadget日本版がLINEへの取材で「(LINE Payは)QUICPayタッチ決済をiPhoneでも提供します。同社の関係者は取材に対し『現在準備を進めている』と回答しました」と報じています。

一番便利な「Pay」に

LINE Payは現在Androidスマートフォン向けにタッチ決済(QUICPay)を提供していますが、Apple Payへの対応でiPhoneでも同様のサービスを提供できるなら、他の「xx Pay」を便利さで一歩リードしそうです。タッチ決済はQRコード決済より使える店舗が多く、全国に店舗を展開するようなチェーン店ではほぼ使えるといって過言ではありません。

さらにLINE Payは個人間送金、残高の出金にも対応しています。現時点でApple Payと紐付いた残高を個人間でやり取りでき、さらに出金できるサービスは少なく(au Walletくらいか?)、LINEのように多くのユーザーを抱えるサービスがこれに加わることは重要な意味を持ちそうです。

LINE PayがApple Payに対応することで、一番便利な「xx Pay」になりそうな気がします。

還元率ではなく便利さで

2018年後半から2019年前半は「xx Pay」が乱立し、それぞれのサービスがユーザーや加盟店を獲得するために大盤振舞いのキャンペーンを実施しました。今でもPay PayやLINE Payなどで利用金額に応じたキャッシュバックキャンペーンが続いているのですが、個人的には高い還元率で顧客を呼び込むより、サービス自体の便利さでユーザーを集めるべきと考えます。

LINE Payの個人間送金

アプリの使いやすさ利用ユーザー数決済の速さ個人間送金の手軽さ出金手数料現金しか使えなかったような支払いへの対応などユーザーの利便性を左右する部分は多くあります。決済企業には還元キャンペーンで大金を使うより、これらの部分で競争して欲しいと思っています。