Appleは開発者向けにiOS 12.3 beta 2を公開しました。日本のユーザーにとって最も大きな変更となっているのは新元号「令和」への対応です。現在のiOS 12.2では5月1日以降も「平成」と表記されているのですが、これが新しいiOSではちゃんと「令和」の表示に改められます。
現在は「平成31年5月1日」
iOS 12.2では新元号「令和」が始まる5月1日のカレンダーの日付を見ても、「平成31年5月1日」と表示されてしまっています。iOS 12.2が公開されたのが新元号発表前だったのでしょうがないことですが、beta 2で「令和」に対応したことで、iOS 12.3でこの不正確な表記も改善されることになります。またiOS 12.3では新しい元号最初の年を「1年」とするのではなく、「元年」と表記することにも対応しており、和暦の表示に違和感を感じなくて済みます。
ちなみに今回の改元がiOSにとって初めてであり何の問題もなく対応できたというわけではなさそうです。既にbeta版でも実際の日付が5月1日以前にシステムの日付を5月1日以降に設定した場合、不具合が発生することが確認されています。「平成」→「令和」の改元はiPhoneにとっても、そしてもちろんiPadやApple Watchにとっても最初の改元となったのですが、1カ月前に新しい元号が発表されて混乱は少なくて済んだのかもしれません。