Amazon AlexaでApple Musicをコントロールする 設定方法と便利な使い方

Apple MusicがAmazonのAlexa搭載端末(Echoシリーズ、Fire TV)で再生できるようになりました。もちろん再生だけでなく、音声での選曲や音量のコントロールも可能になっており、設定さえ済ませればかなり便利な機能として使えます。

Apple Musicに加入

まずEchoやFire TVApple Musicを再生するには、当然ですがApple Musicの有効なアカウントが必要です。Apple Musicは新規加入なら3カ月間は無料期間になっており、その期間中にAlexaとの相性を確かめて、以降も契約を継続するかを決めればいいでしょう。ちなみに有料期間になれば、一般プランで980円、ファミリープランで1,480円、学生プラン(大学生)で490円となっています。

次にこちらも当然ですが、AmazonのEcho端末、もしくはFire TV Stickを購入し、AmazonのIDでログインします。Echo端末へのログインにはスマホアプリかWebサイトからの操作が必要になりますが、操作で特段難しいところはありません。なお第3世代のEcho Dotは5,980円で販売されており、Fire TV Stickは4,980円で販売されています。

アカウントと端末の準備が整えば、すぐにセットアップは完了します。iPhoneのAlexaアプリでApple Musicスキルを検索してスキルを有効にする、もしくはメニューから設定へと進みミュージックの項目で「新しいサービスをリンク」からApple Musicを選択してスキルを有効にします。リンクする際にはApple MusicのIDとパスワード(Apple IDとパスワード)が必要になり、その後Appleの2段階認証も必要になります。しかしどれも難しい操作は必要ではなく、求められた入力を済ませればすぐに完了します。

設定が完了すれば、試しに「Alexa、Apple Musicで音楽を再生して」と話しかけてみましょう。「はい、Apple Musicでxxxを再生します」と返してくれて音楽の再生が始まります。

知っておくと便利な機能

ここでAlexaアプリでApple Musicをデフォルトの音楽配信サービスとして設定しておくと、いちいち「Alexa、Apple Musicで〜」と言わず、「Alexa、音楽を再生して」と指示するだけでApple Musicの再生が始まります。また「Alexa、プレイリストxxxを再生」といえば、Apple Musicで設定したプレイリストxxxが再生されます。再生中に「Alexa、シャッフル再生」と言えば、次の曲からランダムな再生が始まります。再生開始時に「Alexa、プレイリストxxxをシャッフル再生」と言ってもOKです。

これ以外に音量の上下は再生中でも「Alexa、音量を上げて(下げて)」で可能、曲のスキップも「Alexa、次の曲を再生」でできます。再生中に「Alexa、この曲名は?」と聞けば曲名を教えてくれます。また再生曲の選択はAlexaアプリの再生タブからも可能で、スマホと音声コントロールの双方から操作できるようになっています。

スピーカー接続で高音質に

Alexa搭載端末、特にEcho Dotは正直音楽を楽しむには残念な音質なので、市販のBluetooth対応スピーカーに接続して使うのがベストです。私は「HT-S200F」と接続して使っているのですが、AirPlay 2でApple Musicを再生した時より気のせいか物足りなさを感じるのですが、それでも十分な音質だと思います。音声でコントロールできる便利さある程度の音質でApple Musicが楽しめるのはやっぱりいいです。

今後もAlexaは進化していくはずで、対応スピーカー対応機能の増加が見込まれます。AppleにはHomePodというライバル機種があるのですが、Apple Music + Alexaの組み合わせが実現した今、HomePodを購入する動機は無くなってしまったと言っても過言ではありません。


Echo Dot 第3世代 スマートスピーカー with Alexa