Kindle Fire HDXより重くて、高価格なiPad Airがなぜ売れるのか

AmazonがKindleの新機種「Kindle Fire HDX 8.9」とiPad Airとの比較広告をYouTubeにアップしています。

このCMによると、KindleはiPad Airより100メガピクセル多い画素数を持ち、20%軽く、120ドル安いと比較されています。あのiPad Airより軽いとなると、かなりの長所となるのは間違いありません。

しかし、現実は酷です。おそらくこれからも、今までどおりiPadがKindle Fireより売れることは間違いなさそうです。やはり両機種には数字では見えない違いがあるのだと思います。

Appleのブランド力や知名度も大きく影響しているとは思いますが、僕はiPadとKindleの最大の違いは「連携のよさ」だと考えます。iPadを購入し、iPhoneやMacの良さを再認識した人も多いと思います。そのよさが120ドルくらいの価格差を我慢させてくれて、更に言えば多少重くてもiPadだな、と選択する動機になり得ます。

音楽、動画、アプリ、写真、電子書籍、仕事用の書類など何でもiOSディバイス、MacBook、iPhone、iPadと連携させてしまった今、他のディバイスが入り込む余地がなくなってしまいました。Kindleが120ドル安くても、この余地には入り込めません。ただ、僕もiOSアプリのKindleユーザーでもあり、その魅力は知っています。このKindleの魅力を切り取ったKindle Paperwhiteには興味ありです。