Apple 丸の内、9月7日午前10時オープン

Appleは国内9店目となるApple 丸の内のオープンを発表しました。これで東京都内では5店目のApple Storeとなり、来年のオリンピックを前に多数の観光客を迎え入れる準備は整いつつあります。

東京のど真ん中

Apple 丸の内が出店されるエリアは国内有数のオフィス街であると同時に、東京の玄関口である東京駅があり、また多くの観光客が訪れる皇居に隣接する場所でもあります。また周囲には高級ブランド店や飲食店が集まる商業施設が多数立地しています。そのためApple 丸の内は周辺のオフィスビルで働く人だけでなく、国内外から観光や買い物でこのエリアを訪れる人もターゲットとした店舗になりそうです。

特に東京オリンピックに前後して多くの外国人観光客が東京を訪れると予想されており、その玄関口にApple Storeがあることで、日本限定のアクセサリの販売なども活発になるでしょう。またApple Storeには外国語を話せるスタッフが多く配置されているため、東京を訪れる観光客が自国で購入した製品の修理・交換場所としても重宝されることになるでしょう。

東京(関東)偏重が気になる

国内のApple Storeは新規オープン(京都、新宿、丸の内)閉鎖(札幌、仙台一番街)が同時に進められていますが、Apple 丸の内のオープンでようやく1店舗増加を達成することができました。しかし地方都市の店舗を2店閉鎖して、東京に新たに2店舗出店したことで、Apple Storeの東京への集中が顕著になってきました。

確かに東京に店舗を出店すれば、周辺地域だけでなく海外からも集客が期待できるので、Appleとして出店のメリットが大きいのでしょう。しかしまだまだ日本には気軽にApple Storeに行けない場所は多数あります。製品を買うだけならApple Online Storeや近くの家電量販店でもことは足りるのですが、Apple Storeは単に製品を売る場所ではないことはAppleが一番理解しているはずです。

ぜひ東京(関東)への出店と並行して、地方都市(札幌、仙台、新潟、金沢、広島、高知、鹿児島など)への出店も進めてもらいたいところです。