アメリカで始まったApple Cardについて、現地のネットメディアが様々な情報を報じています。しかし日本のユーザーにとってはまだ他人事でしかありません。私も毎日Apple Card関連の記事を興味深く記事を読むものの、日本にこのサービスがいつ上陸するのか不明なため、同時に少し残念な気持ちになってしまいます。
Appleに意思はあり
Impress Watchの記事によればAppleが日本でApple Cardを展開する意思があるのは間違いないようです。情報源は明らかにされていませんが、「Appleは日本での同じパートナー形態での進出を検討している」と業界関係者が語っているように、Appleは既にApple Card事業の日本展開を「検討」する段階に入っているとこの記事は伝えています。
この記事中にある「同じパートナー形態」との文言が何を意味しているのか(MasterCardとの提携なのか、ゴールドマン・サックスとの提携なのか)は文面からは判断しにくいのですが、日本進出の検討はまずアメリカでのパートナー形態と同じ組み合わせで検討され、それが実現しなければ日本で新たにパートナーを探すという方向に向かうのかもしれません。
ただ、記事でも「具体的な参入時期やパートナー企業は現時点で不明」としており、まだ検討が始まったばかりなのは事実でしょう。
事業モデルの違い
記事は日本とアメリカのクレジットカード事業の収益モデルの違いにも言及し、アメリカで提供されているApple Cardサービスがそのまま日本に輸入されるかは流動的との予測を立てています。もちろん両国の消費行動、消費者心理の違いがクレジットカードのサービス形態を左右するのは当然です。
しかし個人的にはポイント還元率ばかりが強調される日本のクレジットカード業界の競争にあまり面白さを感じないので、ぜひApple Cardの原型を保ったままで日本に上陸してくれることを望みます。Apple Cardの上陸がいつになるのか、気になるところですが、いずれ必ずくると信じてゆっくり待とうと思います。