アメリカ、イギリス、オーストラリア、カナダのユーザー向けに提供されているAppleのNewsアプリは、4月から雑誌、新聞記事の読み放題サービス「Apple News+」も始まり、アクティブユーザー数が増えていると報じられています。私も少しだけApple Newsアプリ向けに記事を書いていたのですが、アクセス数が全く伸びずほぼ放置状態となっていたのですが、この話を聞いて8月は少しだけ記事を投稿してみました。
アクセスは比較的多い
先月、欧州の大手メディアがAppleのNewsアプリへの記事提供で一定のアクセス数を確保できつつあるとのニュースがありました。大手メディアの記事が多く読まれるということは、弱小ブログの記事にもアクセスが集まるのではないかと考え、これまで休止状態(数カ月に1本程度の投稿)だったのを復活させ、8月は5本の記事を投稿してアクセス数がどのくらいまで伸びるかを調べました。
結果、確かにアクセス数は1,189となり以前に比べて集まりやすくなっています。同じペースで記事を公開していた2018年12月(アクセス数522)に比べると2倍以上の閲覧数があり、さらに見出しのインプレッション数は5倍以上に伸びています。Apple Newsアプリで記事の見出しは関連記事やトピックなどでフォローしてくれているユーザー以外にも表示されるので、その急増はアクティブユーザー数が増えていることを示唆しています。
記事によってアクセス数に大きな差があるため、これだけでApple Newsのユーザー数が増えているとは言い切れないのですが、体感としてアクセスを集めやすくなっている感じはします。もう少し記事投稿の頻度を上げれば、正確な変化を捉えられるのかもしれません。ちなみにNewsアプリに投稿するきじと同じ内容をブログにも書いているのですが、2019年8月のそちらのアクセス数は718だったので、やっぱりNewsアプリは多くの人にアクセスしてもらいやすい媒体なのは確かです。
広告収入は…
AppleのNewsアプリの最大の欠点は収入につながらない点です。これは大手メディアでも共通しているようですが、アクセス数1,000程度の弱小ブログでも同様です。Newsアプリに投稿した記事からの広告収入は8月分で18セント(約20円)であり、ほぼゼロといっていい水準です。ある程度アクセスがあるメディアでもNewsアプリからまとまった収益を受け取るのは困難なのでははいでしょうか。
ただメディアは独自の広告をNewsアプリ内の記事に掲載できます。大手メディアはこの方法である程度の収益を確保しているとみられますが、これは弱小ブログにとってほぼ不可能です。そのため私の弱小ブログはAppleが自動で挿入する広告に頼ることになるのですが、この収益性がかなり低いというのはサービス開始当初から全く変わっていません。20円じゃ何もできません。書くのが好きで実験的にやっているから続いているという感じです。