Appleが昨年から日本でも販売を始めたHomePodが一部の小売店で値下げ販売されています。現時点で値下げが確認できるのは一部のプレミアムリセラーのみですが、Apple製品が値下げされることは珍しいので、この値下げが新モデル発売の前兆だとしても不自然ではない気もします。
8,000円引きで24,800円(税別)
イオングループが運営するNEWCOM(全国3店舗)や熊本と鹿児島に2店舗を出店しているmisumi STORE、ベルパークが運営するB-PARK+の各Appleプレミアムリセラーでは期間限定でHomePodを8,000円引きとなる24,800円(税別)で販売するキャンペーンを実施しています。普段、あまり値下げされることのないApple製品がここまで大幅に値下げされることは珍しく、HomePodを購入しようと考えているユーザーにとっては絶好の機会かもしれません。
ただHomePodはアメリカで発売されてからすでに2年以上が経過し、そろそろ新モデルが出てきてもおかしくはない時期です。以前から小型で低価格な新モデルの登場が噂されているHomePodだけに今回の値下げが在庫一掃のための値下げの可能性は大いに考えられます。3月末にAppleは新製品の発表イベントを実施しようと動いていたようですが、そこで新しいHomePodの発表があったのかもしれません。
イベントはコロナウィルスの感染拡大でキャンセルされるのは確実と見られており、仮に新製品の発表があったとしてもWebサイトの更新で発表される可能性が高そうですが、その中にHomePodの新モデルが入っていることを期待したいと思います。
低価格化は必須か
HomePodはスマートスピーカーというジャンルに区分されていますが、Appleは高音質なスピーカーにSiri機能を搭載しているという認識のようです。そのため他社のスマートスピーカーよりも価格が高く、結果的に販売は好調とはいえない状況となっています。そのためAppleがHomePodの販売をさらに拡大させるためには値下げが必須と考えられています。
確かに3万円を超える価格はスマートスピーカーとしては高価であり、部屋ごとに配置したり、ステレオ再生を楽しむために一部屋に2台設置するにはかなりの出費を伴います。値下げされて購入しやすい製品となれば、これまで購入を躊躇していたユーザーも購入へと傾く可能性は高そうです。HomePodは特にApple Musicユーザーが自宅で音楽を楽しむのには優秀なデバイスとされており、普及の基盤は整っています。新モデルと値下げが普及のきっかけになるのではないでしょうか。HomePodの新モデルには期待しています。