iPhone 9 Plus? 大画面モデルはSEのコンセプトと一致せず

Appleが3月末頃に新しいiPhoneを発売することはiOS 14内の記述からも、これまでの情報からもほぼ確実とされます。発売される機種はiPhone SEの後継機種としてiPhone 8をベースとして開発され、低価格で販売されるとされるのですが、ここに来てそのiPhoneに大画面モデルの存在も確認され、iPhone SEの後継機種という位置付けに疑問符がつきつつあります。

iPhone SE 2

iPhone 9 Plus

iPhone SEは大画面、高価格へと進むiPhoneの流れのなかで、根強い4インチiPhone、低価格iPhoneへの需要をカバーするために発売されました。この狙い通りiPhone SEはヒットし、長く売れ続ける機種となりました。しかし時代とともにiPhone SEの性能は見劣りするようになり、ユーザーも新モデルの登場を心待ちにするようになっています。

XS XR

こうした状況を背景としてAppleはiPhone SEの後継機種としてiPhone 8をベースとしたiPhone 9を開発しており、これがiPhone SEの後継機種となると思われてきました。確かに価格は4万円台になると予想され、低価格路線は維持されるようですが、iPhone 9 Plusも同時に発売されるとすればコンパクトなiPhoneというコンセプトは捨てられることになります。

SE

SNSでも動画や写真の閲覧が中心となりつつあることを考えると小さな画面では物足りないのは事実です。しかしiPhoneにそれを求めないユーザーも多くいます。iPhone 9が仮にiPhone SEの後継機種ならこれからもコンパクトさを追求して欲しかったのですが、Plusの存在はその方向性を否定しているように感じます。Appleは低価格iPhoneの重要さは理解しているようですが、小さなiPhoneをあまり重要視していないのではないでしょうか。

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