Apple TV+にオリジナル作品以外(過去の名作)も追加か?

Apple TV+はAppleが制作したオリジナル動画コンテンツが楽しめるサービスとしてある程度のユーザーを集めることに成功しています。しかしNetflixなど、オリジナルコンテンツと他社制作の作品、過去の名作などを多数揃えたサービスに比べて会員数獲得で苦戦しているのも事実です。

他社コンテンツを買い取り

アメリカのメディアが伝えたところによるとAppleはハリウッドで制作された過去のコンテンツの購入を進めているようです。これらコンテンツはApple TV+で視聴可能になると考えられており、オリジナルコンテンツのみで構成されているApple TV+サービスの形が大きく変わる可能性が出てきました。ただ過去のコンテンツのラインナップではNetflixなどに追いつくのは容易ではなく、さらに他社は地域ごとにコンテンツを多数揃えているため、これですぐにApple TV+がNetflixのようなサービスになるとは言えません。

Apple TV+は質の高いオリジナルコンテンツを揃え、他社サービスに「+」する存在を目指していると考えられてきました。そのため月額料金は低めに設定されており、Apple製品を購入すると1年間無料というサービスまでついています。しかし利用者の増加がそれほど思わしくないのか、多少の方針転換があったのかもしれません。この方針転換の結果としてApple TV+はオリジナルコンテンツと過去の名作にいつでも、どこでもアクセスできるサービスという位置付けになっていくのでしょう。

600円は妥当か

現在、Apple TV+は月額600円で提供されています。ただApple TV+で提供されているコンテンツは少なく、その中から自身の好みに合うコンテンツはさらに少ないという状態です。そのため面白いコンテンツがあったとしても、シリーズ全編を視聴し終わってしまうと次に観る動画がないということが起こり得ます。こうした状態では毎月600円を支払い続けても、丸1カ月何も新しいコンテンツを観ないこともあります。

現在はApple製品の購入特典として1年間無料の期間にあるため、この欠点を深くは考えていないのですが、このまま無料期間が終わってしまうと契約を継続するのは難しい状態なのは確かです。これは初期ユーザーの無料期間の終了する今年11月までには解決されていなければいけない問題でしょう。Appleは過去の名作をApple TV+でいつでも観られる状態にして、ユーザーの引き留めを目指しているのかもしれません。