1年以上前からAppleが紛失防止タグの開発を続けていると噂され、イベントがあるごとに発表される可能性が高いと言われてきました。しかしAppleが4月21日未明に開催する「Spring Loaded.」での発表にも懐疑的な見方があるようです。
サードパーティが対応
先日Appleは「探す」アプリにサードパーティーの製品を対応させると発表しました。現時点で対応製品は国内で発売されていませんが、まもなく日本でも「探す」アプリに対応した紛失防止タグやワイヤレスイヤホンが買えるようになるでしょう。これらに加えて21日のイベントでAppleがAirTagを発表するとの見方が一般的ですが、どうも様子がおかしいのは確かです。
Appleの新製品は試作品や部品のリークはもちろん、発売日が近づくとパッケージなどの画像も漏洩してしまいます。しかしAirTagの場合、ほとんど具体的な情報のリークはありません。AirTagが発表される状況証拠とされるiOS内の記述もサードパーティー製タグ向けのものとも解釈できます。
またAppleの内部事情に詳しい記者もAirTagが発表されるかは不確かとしており、AirTagに関しては21日のイベントにあまり期待しすぎない方がいいのかもしれません。ちなみに私もAirTagの発表には懐疑的で、さらに言えばAppleが紛失防止タグを自社製品として発売しようとしているかにも疑問を持っています。