次期iPhoneがAXGPに対応する、と言った訳ではない

先日のブログにも書きましたが、TD-LTE関連のフォーラムでのソフトバンクモバイル特別顧問松本氏の発言が、次期iPhoneのAXGP対応を示唆するものとして注目を集めました。

しかし、今日になって松本氏はこの発言についてTwitter上で説明しています。

現在AXGPの基地局は3万台になっているのに、加入者数は150万にも満たない。うまく行っていないのではないかという人がいるので、この理由を「ソフトバンクの主力はiPhoneなのに、AXGPはAndroidしかないからだ」と、上海で説明しました、(続く)
— 松本徹三 (@matsumotot68) June 28, 2013

(続き)ところがこの後に一言、I expect this number will soon will jump up, though I cannot tell you the reason why と言ったのが憶測をよんででいる様なので、大変当惑しています。(続く)
— 松本徹三 (@matsumotot68) June 28, 2013

(続き)まず、「理由」はexpect の理由であって、jumpの理由ではありません。次に、soon ほ今年かもしれないし、来年かもしれません。そしてその理由は、Android端末の拡大かもしれないし、iPhoneのTDサボートかもしれません。(続く)
— 松本徹三 (@matsumotot68) June 28, 2013

(続き) 何れにせよ、私は現状を説明したり、将来を予測する事はできても、他社の方針についてコメントする立場にはありませんから、色々な憶測をされるのは困るし、大変迷惑している事をお伝えしておきます。尤も、公の場での発言にはもっと気をつけなければと反省はしていますが。
— 松本徹三 (@matsumotot68) June 28, 2013

とのことです。本人の意図は「iPhoneでAXGPの契約者が飛躍的に伸びる」というのではなく「AXGPの契約者は近いうちに伸びる予感がある」というものだったのかもしれません。

ただ、僕自身は次期iPhoneのAXGP対応は濃厚と予想します。というよりiPhoneが世界中の周波数を少ないモデルでカバーする時代は終わった、と考えます。次のiPhoneからは国ごと、もしくはキャリアごとに細かな周波数に対応するモデルを用意すると予想します。この対応はキャリアのためというより、iPhoneがGalaxyに対抗する上で必要なものです。