Apple Payで公共交通機関を利用するのは日本だけでなく、中国やアメリカでも一般的になりつつあります。ニューヨークの地下鉄も全駅がApple Payでの改札通過に対応しており、Appleはプロモーションを兼ねてApple Payでの改札通過をARで説明するコンテンツを公開しています。
自宅に地下鉄
AR機能が使えるiPhoneでNow arriving in New York.にアクセスし、そこからARのページへと進むと、平面の認識後、iPhoneの画面内にある目の前の風景にに地下鉄の改札が現れます。自分のiPhoneを改札の読み取り部分にタップするように動かして、改札を通過して前に進むと地下鉄が到着し、ドアが開いて車両に乗り込むことができます。
これだけのコンテンツですが、タップで改札を通過する方法を口で説明されるよりわかりやすいかもしれません。これを体験して地下鉄の改札でApple Payを使ってみたいと思う人も多くなるでしょう。また様々なチュートリアルがARと相性がいいことがこのコンテンツは示しています。Appleが力を入れるARの重要な使い方を示すという意味もあるのでしょう。
なお現在、Apple Payのエクスプレスカード設定で改札通過に対応しているのは以下の交通機関となります。
中国本土
China T-Union交通系ICカードを使えるすべての交通機関
北京：北京市政交通カードおよびChina T-Union交通系ICカード
上海：上海公共交通カード
フィンランド
Föli 交通機関 (Walletの決済カードに対応している場所)
香港
オクトパスカード (八達通) を使えるすべての交通機関
英国
First Bus Groupのすべての交通機関
ロンドン：Transport for London (TfL)
米国
シカゴ：Ventraを使えるすべての交通機関
ロサンゼルス：Walletに入れたTAPカードを使えるすべての交通機関
ニューヨーク市：Metropolitan Transportation Authority (MTA)
ポートランド：Hop Fastpass を使えるすべての交通機関
サンフランシスコベイエリア：Clipperカードを使えるすべての交通機関
ワシントン D.C.：Walletに入れたSmarTrip カードを使えるすべての交通機関