iPadは画面を縦、横どちらに向けても使えるデバイスとして発売されました。しかし発表当初は縦向きに使うことが主流とされ、パッケージにも縦向きに使う画面が印刷されていて、背面のロゴも縦向きにつけられています。しかしキーボードと一緒に使うようになるにつれ、横向きで使うユーザーが増えてきたことから、将来的にiPadは横向きが標準になる可能性が指摘されています。
iOSアプリも横向きに
最近のiPadの用途はノートブックPCの代替、映画やドラマ、YouTubeなどの動画コンテンツの視聴、ゲーム、ビデオ会議用のモニターなど多岐にわたります。しかしこれら用途の大半がiPadを横に使うことを前提としています。これまでiPadの向きは基本的には縦が標準だったのですが、これが将来的に横向きに変更になる可能性があると報じられています。
これに伴い背面のロゴも縦向きではなく、横向きにつけられるとの観測も浮上しています。なおiPadOS 15からはiPadでiPhone用のアプリを起動した際、これまで強制的に画面が縦向きになって表示されていたものが、横向きのまま表示されるようになっています。また少し前から、iPad Proを起動した際に表示されるAppleのロゴも横向きになっています。
iPadを横向きに使うことが増え、Appleも横向きをスタンダードとする方向に舵を切りつつあるのは確かでしょう。これはiPadが多くのユーザーに定着するに従って、当初Appleが想定していた使い方を超え、多彩な用途が広がっていいることの証かもしれません。私もiPadは横向きで使うことが多く、横向きが標準となるのは自然な流れだと考えます。