iOS 15で「Siriにはできないこと」が増えた

iOS 15は様々な新機能を搭載して登場しました。しかしその一方でiOS 14ではできたのに、iOS 15ではできなくなってしまったこともあります。

Siriへのお願い

iOS 15ではいくつかのSiriコマンドが実行できなくなっています。例えば、「XXにメールを出して」と頼んでも、メールアプリを開くことを案内されるだけです。これまでだと本文と件名を音声で入力できたのですが、なぜかできなくなっています。それ以外にも通話履歴の確認や留守番電話の確認ができなくなっています。

電話アプリとメールアプリでSiriの権限が変更になったようです。理由はよくわかりませんが、プライバシー保護やユーザー情報の保護と関係している可能性はあります。とはいえ、この変更は目の不自由なユーザーキーボード入力の苦手なユーザーにとって大きな問題になっています。また日常的にSiriを使ってきたユーザーもこれまで使ってきた機能が使えなくなるのは不便です。

Appleはどのような経緯でこの機能を削除したかを説明すべきです。またSiriコマンドからの操作に代わる手段を何らかの形で提供すべきだと思います。