HomePod miniでAppleの市場シェアはほぼ2倍に

スマートスピーカー市場で苦戦を続けているAppleですが、HomePod miniは苦戦を少しだけ緩和しているようです。アメリカの調査会社の推計によるとAppleのスマートスピーカー市場でのシェアは2020年第3四半期の5.9%から2021年第3四半期は10.2%に向上しました。

HomePod miniが貢献

2020年11月に発売されたHomePod miniはこれまでのHomePodよりも安く、音質も一定水準を保っていると評価されたことなどから、ある程度の販売数を達成したと見られています。実際、発売直後は品薄が続き、数週間待ちの状態になっています。その結果、Appleのスマートスピーカー市場でのシェアは向上し、2021年第3四半期には10.2%に達していると調査会社は報告しています。

確かに第一世代のHomePodはスマートスピーカーとしては高価であり、ステレオ再生のために2台設置したり、家の各部屋に設置するためには多額の出費を伴いました。その問題がHomePod miniでは解消され、既に家庭で複数台のHomePod miniを設置しているユーザーも多くいることでしょう。

また新規ユーザーだけでなく、これまで他社製のスマートスピーカーを使用していたユーザーもiPhoneやApple Musicなどとの連携のよさを考えてHomePod mini乗り換えた人も多いのではないでしょうか。私もHomePod miniを購入してApple Musicをさらに楽しめるようになりました。近いうちに2台設置も考えています。

ただAppleの市場シェアは上位2社(Google、Amazon)に比べてまだまだ低く、Appleがスマートスピーカー市場で存在感を発揮するのはまだまだ先の話だと思われます。