ウィルコム店でもiPhone販売を開始、でも4S販売って大丈夫?

ソフトバンクが経営再建を支援しているウィルコムがiPhone 4Sの取扱いを開始すると発表しています(プレスリリース)。取扱いと言ってもウィルコム回線を使う訳ではなく、簡単に言えばソフトバンクの契約取次店になっている感じです。一応ウィルコムユーザーには特別な割引が用意されているようです。

ウィルコムのキャンペーンバナー

ただ、この時期にiPhone 4Sを販売することには少し疑問が残ります。ソフトバンクとしても3G回線の混雑をできるだけ緩和して、2.1GHz帯の周波数を順次LTEへと転換していく必要があるはずです。なのにまだiPhone 4Sを販売することで、LTEへの移行が遅れる可能性もあります。900MHz帯(通称プラチナバンド)が他社並みに全国で使えるようになるのは数年先であり、4Sの販売継続は2GHz帯の3G回線に無用な負担をかける気がしてなりません。

ただ仮に、ソフトバンクが「次期iPhoneにAXGP(TD-LTE)が対応する」と知っているなら、無理に2GHz帯に空きを作る必要もなく、今のような販促が続けられます。どうなんでしょうか。