「Appleのサプライヤー責任」がAppleのWebサイト内で公表されています。サプライヤーの従業員支援や権利保護、健康と福祉の保護、環境負荷の低減などにおいてAppleが責任を持って管理しています。とアピールされていますが、これは重要なことだとお思います。中国における生産管理(遅延やストライキなど)の問題も、行き着くところはこの部分になっているはずです。製品の安定した製造にはAppleとサプライヤーの経営陣の関係だけでなく、Appleとサプライヤーの従業員、さらには工場の立地する地域との関係、という視点はかなり重要だと思います。
これを日々改善しています、と同サイトではアピールされていますが、その中でもう一つ興味深かったのが、同時に掲載されているサプライヤーリストです(リンク先のPDFに全リストがあります)。
日本からは
旭化成マイクロシステムズ、アルプス電気、旭硝子、第一精工、ダイキン工業、大真空、エルピーダメモリー、フジクラ、ヒロセ電機、イビデン、日本航空電子、ジャパンディスプレイ、京セラ、ミツミ電機、村田製作所、日亜化学、日本メクトロン、日新製鋼、日東電工、オンセミコンダクター、パナソニック、ルネサス、ローム、サンディスク、セイコーエプソン、シャープ、シマノ、SMK、ソニー、住友化学、住友電気工業、住友軽金属、太陽誘電、TDK、東芝、豊田合成
がリストアップされています。まさに日本の製造業リストです。日本もまだまだ製造分野で頑張っていることがわかります。また、これら企業の工場は地方都市に点在していて、Appleの元気が日本各地の元気に繋がっているのかもしれません。