iPhone 4SのキャリアアップデートがiOS6.1の配信とともに行なわれ、2.1GHz帯の3GとLTEの利用周波数の整理が行なわれたようです。この整理を経て、よいよauのLTE(iPhone 5, iPad mini向け)が下り最大75MHzへと切り替わる、と期待されました。しかしアップデート開始から約3週間、依然として東京都心部で10MHz幅のLTEを見かけることはありません。
都心部屋内局の電波も 5MHz幅です |
5MHz幅だと混雑地域で5Mbps〜10Mbps、条件のいいところでも10〜20Mbps程度のスピードになります。このままだとiPhone 5やiPadの販売が増えていくことでスピードはさらに落ちていく可能性が高いです。そこで10MHz幅のLTEに期待しているのですが、やはり都心部での整備はもう少し時間がかかるのかもしれません。
一方で新規でLTEのエリアとなった場所ではサービス開始直後から10MHz幅となっているところも多いです。twitterなんかでLTE受信報告をされている方のスピードテストも最大75Mbpsでなければ出せないスピードが記録されています。
今後どのような展開で全国に75Mbpsが広がっていくのか、興味深いところです。さらに今年後半には最大112Mbps(iPhone 5では100Mbps?)の展開も予定されているようで、ここ数ヶ月で75Mbpsの運用と112Mbpsの準備が一気に動きそうな雰囲気が出てきています。