iPadやiPad miniを海外で使う機会もそれほど少なくないと思います。製品自体は海外モデルとほぼ同様なので、そのまま日本から持ち出して使うことが可能です。セルラーモデルならソフトバンクやauの海外ローミングで旅行で行く程度の国、地域はほとんどカバーされます(ただし1日3000円ほどします)。またWi-Fiも国内外で企画が統一されているので、比較的簡単に使えます。
なので、ここでは海外のWi-Fiをどうやって利用するか、を考えていきます。ホテルや空港では、アジアや北米、欧州などの多くの国でWi-Fiが使えるようになっています。ただ「無料」であることは少なく、有料、もしくは宿泊者、利用者向けのサービスであることが多いです。不特定多数向けの無料スポットは空港(の一部エリア)やホテルのロビー、飲食店なんかで提供されていることが多いです。場所によっては無料Wi-Fiのステッカーが貼られていることもあります。
では、どうやって海外で効率的にiPad(Wi-Fi)を使うか。
まずホテルの予約時に客室で無料Wi-Fiが使えるかどうかを確かめるのがいいでしょう。1泊で1,000円ほど高くなることもありますが、そのくらいなら許容範囲でしょう、不意に国際電話をすることになると携帯電話でも部屋の電話でも数千円は請求されます。それをWi-Fi経由でSkype OutやFaceTimeで代用できれば、軽く元は取れます。
次ぎに空港。乗り継ぎがある場合などは待ち時間が長くなりがちで、ここでWi-Fiを使えるのはいい暇つぶしになります。事前に乗り換え空港がどのようなWi-Fiサービスを提供しているかを調べておくことは重要です。ちなみにフィランドのヘルシンキ国際空港(北欧のハブ空港で格安ツアーの乗り継ぎで多用されます)は出発ロビーで無料のWi-Fiが利用できます。
タリン(エストニア)のカフェのFreeWi-Fiステッカー 上から3つ目、濃いオレンジのもの |
そして無料Wi-Fiスポットを示すステッカーを覚えておくと便利です。東欧の小さな国(Skype創業の国)でもいたるところにオレンジのステッカーがあってWi-Fi利用が可能と書かれていました。これを事前に知っていれば、旅行中、もっとiPadの利用範囲が広がったかもしれません。
あとは有料サービスの利用ですが、これは「Skype WiFi」を使うのがいいでしょう。対応したWi-FiサービスをSkypeクレジットで一括して清算できて、それぞれのプロバイダとの契約は不要です。また秒単位での課金なので、払いすぎになることもありません。
とはいえ有料サービスなのでできるだけ利用時間は減らしたほうがいいかもしれません。メールのやり取りやTwitter、Facebookへの投稿程度なら時間もそれほど掛からないので、Skypeの有料サービスを使ってもいいと思います。
Skype WiFi – Skype Software S.a.r.l
(無料、利用にはSkypeクレジットの事前入金が必要)