iOSディバイス内の写真に書き込みできるアプリ「Adobe Ideas – Adobe Systems Incorporated」がクラウドに対応して、アカウントをとれば複数のディバイスから同じ写真を編集したり閲覧したりが可能になっています。クラウドの容量は2GB、普通の使い方なら問題ない大容量です。例えばiPhoneで写真を撮って、それを少し加工、そのままクラウドに保存してその出来をiPadから確認、修正といったことが可能になります。それほど高度な編集ができるってアプリでもないですが、可能性は広がりそうです。またクラウドはこのアプリ以外でも使えるのでデスクトップからの編集や写真整理も簡単になりそうです。
Creative CloudのiPhone側からの設定画面とiPhone内の写真にちょっとだけ書き込んだ例。
しかし最近は何でもクラウド対応です。無料で使っている容量だけでも、iCloudが5GB、Google Driveが5GB、DropBoxが2GB、それにAdobeのCreative Cloudが2GB、全部で14GBってことになります。もっと無料サービスがあるのでかき集めれば更に容量は増えます。この容量、15年ほど前に買ったノートパソコンのHDDの容量より大きいです。
とはいえ、クラウドサービスは分散するより集中させたほうが使い勝手がいいのも事実。用途ごとに使い分けるのもいいですが、どれか一つでワンストップ的に使うほうがいいとは思います。もしかしたらバラバラのクラウドを統合するようなアプリが登場するのかも、それはそれで需要があると思います。
Adobe Ideas – Adobe Systems Incorporated(850円、有料だけあって高機能、iPad、iPhoneの共通アプリなので一度購入すれば同じApple IDで運用しているディバイスには無料でインストールでき、クラウド経由で編集内容が同期できます)