いよいよ明日、iPhone 6s/6s Plusの発売日を迎えます。一時期ほどiPhoneの存在感は大きくないものの、それでも一番売れるスマートフォンの発売日は盛り上がります。またドコモ、au、ソフトバンクもそれぞれ発売イベントを実施して商戦を盛り上げていきます。
ドコモのiPhone 6s/6s Plusは下り最大262.5Mbpsでの通信が可能であり、他社にまねのできない通信速度が特徴になりそうです。また機種代金は3社の中でもかなり抑えた設定になっており、この辺りもドコモが今回のiPhone商戦にかける意気込みが現れている部分になっています。
一方、auは通信速度こそ最大225Mbpsでドコモに及ばないものの、月額料金の最低金額を他社より300円引き下げています。他社よりも安い、そして広いLTEエリアを特徴としてiPhone商戦に挑んでいくのではないでしょうか。WiMAX2+の220MbpsエリアもiPhone 6s/6s Plus発売に合わせて、一気に全国に広がります。
そしてソフトバンク、ですがあまりパッとしません。通信速度は周波数の関係で下り最大187.5Mbpsであり、発売直後に雑誌やネットメディアが実施するスピードテスト競争で他社に比べて不利になりそうです。実行速度で大きく差がつくわけではありませんが、通信速度をアピールポイントにするのは難しくなるかもしれません。
また料金プランでもauのスーパーカケホをコピーしたプランを提供したものの、月額最低料金は既存プランの6,500円で据え置きになっています。これまで「安い」を売りにしてきたソフトバンクは料金競争でも大きな特徴を打ち出せていません。機種本体価格も非常に高額に設定されており、一括で買いたい人は二の足を踏むレベルです。
ずっとiPhoneといえばソフトバンク、ソフトバンクといえばiPhoneだったのですが、最近はあまり面白い動きがないのが残念です。