Appleの新しい音楽配信サービスは日本でも使えるのか?

AppleはWWDCで新しい音楽ストリーミング配信サービスを発表すると噂されています。新サービスはAppleが買収したBeatsのサービスをブラッシュアップしてiOSと統合してリュニューアルするもののようです。

ではこの新サービスは日本でも使えるのでしょうか。答えは「おそらく無理、少なくともすぐには」です。

アメリカ以外の国でも間もなくサービス提供予定とあります

現在、Beatsの音楽ストリーミング配信は日本国内から登録できません。これは権利関係の問題が大きく影響していると考えらられます。iTunes Matchの時も権利関係の調整が長引き、日本でのサービス開始は大幅に遅れました。またiTunesでソニーミュージックの楽曲が日本だけでは配信されていない時期もありました。日本のレコード会社などが築き上げてきた音楽市場の構造は予想以上に強固なのかもしれません。

またAppleが日本でストリーミング配信へと動き出す前に、既に日本のレコード会社は動き出しています。エイベックス・デジタル、ソニー・ミュージックエンターテインメント、ユニバーサルミュージックの3社はLINEと共同でLINE MUSICを設立して、音楽ストリーミング配信の開始に備えています。

ここにAppleがやってきて、国内のレコード会社が自社の楽曲を解放するかは疑問です。おそらくAppleの新しい音楽ストリーミング配信はWWDCでの発表後、それほど時間をおかずに開始されるでしょう。しかし日本では数カ月から数年単位で待たされるのを覚悟しておいてもいいかもしれません。