iCloudの障害は復旧、40%のユーザーに影響

今日の午後15時30分頃から続いていたiCloudの障害は先ほど(22時40分頃)復旧したとAppleは報告しています。

今回の障害は時間が長く(約7時間)、影響を受けたユーザーも多くなっており、重大な障害となりました。メールだけでなくiCloud Driveも使えなくなったため、普段の仕事にクラウドサービスを取り入れていた人が大きな被害を受けることとなりました。

ちなみにAppleは昨年の9月にも2時間ほどiCloud関連の障害を起こしています。この時は時間が短かったこと、障害が朝に発生していたことなどから被害はそれほど大きくなりませんでした。しかし今回もまたiCloudで障害が発生し、Appleのクラウドサービスへの信頼性は揺らいでしまいます。

障害が発生しても影響が出ないようにするには、やはりローカルでのバックアップや他のクラウドサービスとの併用が必要なのかもしれません。とても面倒です。そもそもこういう面倒を回避するためのクラウドサービスだったのに、障害対策をするのは明らかにサービスの趣旨と矛盾します。

なお今回の障害は日本だけでなく世界中で報告されており、Appleはより一層安定したクラウドサービスの運営を求められることは間違いないと思います。