WWDCで発表されたiOS 10はロック画面が刷新され、電話アプリがVoIPをサポートし、iMessageが進化し、HomeKit対応製品を一括でコントロールできるホームアプリがインストールされるなど、多くの機能が追加されています。現在、iOS 10は開発者向けにベータ版が提供されていますが、7月には一般向けのベータ版も提供が始まります。
パブリックベータ版のリリースはいつ?
AppleはiSOやmacOSの初期の安定性向上を図るため、パブリックベータテストを実施しています。新規のOSリリース時に多くの不具合が発生し、OS自体の評判を落としかねない事態を避けるため、より多くのテスターによるバグ修正を行うためと思われますが、一足先に最新OSの機能を体験できる方法としても知られています。
昨年のiOS 9のパブリックベータ版は7月10日に開始されています。今回も7月開始とアナウンスされており、昨年と同じスケジュールだとすれば7月7日(木)〜12日(火)くらいに配布が始まるのではないでしょうか。まもなく登録さえしておけば、無料でiOS 10とmacOS Sierraの機能を体験できるようになりそうです。(登録はApple Beta Software Programで、Apple IDが必要)
ちなみにiOS 10が一般にリリースされるのは例年通り、9月下旬と予想されます。
当然多数のバグを含む
パブリックベータ版は一応、開発者向けのベータ版で報告が上がったバグを修正した上でリリースされます。しかしベータ版であることには変わらず、多数のバグを含んでいてもおかしくない状態でリリースされます。バッテリーの消費が多くなったり、不意に再起動したり、アプリが強制終了したり、この程度のバグは日常的に起こり得ます。
そのバグを受け入れる覚悟を持った上で、iOS 10の新機能を体験したい人はインストールすればいいと思います。ただベータ版はAppleと守秘義務契約を結んだ上でダウンロードすることになります。Appleが発表したこと以外、iOS 10やmacOS Sierraについて公表することは契約上できません。SNSにスクリーンショットを投稿することも禁止されます。
ちなみに僕はきになる機能が多いのでiPad mini3にiOS 10のパブリックベータ版をダウンロードしてみようかなぁと考えています。契約上の制約のため、ブログに新機能のことを書くことは少しだけ減るかもしれません。