7月6日の東京外国為替市場とそれに続いて始まった海外市場で円高が進んでいます。6日20時時点で1ドル＝100円50銭近辺で取引されており、この円高の影響でiPhone 7の販売価格はこれまでよりも安く設定される可能性が高くなってきました。
iPhone価格は為替変動を反映
Appleは海外での販売価格を決める際、為替相場を忠実に反映させます。日本では円安になれば値上げされますが、逆に円高になると値下げもしっかり実施されます。また新モデルの販売時などの価格決定時にもその時の為替相場をしっかり反映させます。
そこで気になるのがiPhone 7の価格設定です。先日のiPhoneの値下げで、649ドルのiPhone 6s 16GBモデルが86,800円から78,800円へと値下げされました。円高に伴って換算レートが約133円から121円へと引き下げられた計算です。
ただし値下げ時点での円相場は1ドル＝110円近辺であり、日本国内での販売価格は高めに設定されています。この理由ははっきりしませんが、他国（特に中国）の販売価格と乖離させたくない思惑がAppleにあると推測されています。
1ドル＝100円が続けば
仮に今の為替水準がiPhone 7発売時まで継続したとすれば、その価格は1ドル＝110円程度で計算されて設定されるでしょう。そうなればiPhone 7/7 Plus SIMフリー版の価格は下のようになるのではないでしょうか。
iPhone 7 32GB 649ドル → 71,800円
iPhone 7 64GB 749ドル → 82,800円
iPhone 7 128GB 849ドル → 93,800円
iPhone 7 Plus 32GB 749ドル → 82,800円
iPhone 7 Plus 64GB 849ドル → 93,800円
iPhone 7 Plus 128GB 949ドル → 104,800円
iPhone 6s発売時に比べて1万5千円から1万8千円程度の値下げになる計算です。iPhoneが少しでも買い安くなれば、日本経済にとってあまり良くないとされる円高も個人的には悪くないと思います。