AppleはiOSマップの3D表示都市の拡大を続けています。東京から始まり、その後、地方の主要都市も対応し始めています。今回の追加は浜松、函館、秋田、萩、角島、熊本とかなり渋めの都市(地域)を対象としています。
角島ってどこよ?と思ったら
今回追加された場所で一つだけ、見覚えのない場所があったのですが、調べてみると山口県下関市の角島大橋のある角島でした。絶景ポイントとして日本だけでなく海外でも話題になった場所です。
こういう場所も3D対応していくのは面白いです。綺麗な場所や有名な観光地も遠ければ気軽に行けません。そんな時に地図を見て行きたいなーって気持ちを膨らませるのも悪くないかもしれません。
3Dマップを見て行ってみたいと思うことも出てくるかもしれません。そうなれば外国からの観光客も増える可能性もあります。次は天橋立とか松島とかも対応してほしいです。
熊本城は被災前
4月の地震で大きな被害を受けた熊本も今回3D表示に対応しました。3D表示には地震前のデータを使っているようで、熊本城は被害を受ける前の姿で記録されています。
熊本城の復旧にはもう少し時間がかかるようですが、ガイドツアーが先日から再開され、復旧途上の熊本城の見学もできるようです。3Dマップ内の熊本城と今の姿を見比べながらガイドツアーに参加するのもいいかもしれません。
3D表示の使い方は課題
iOSのマップもGoogleのマップも3D表示できる場所が増えてきました。そう遠くない将来、大都市はくまなくカバーされることになるでしょう。しかし3D表示を使った便利なサービスは未だに出現していません。
旅行では観光地の下見とか、ホテルの場所のチェックとか、通常の地図では掴みにくい距離感や位置関係を見るのには使えます。ただそれ以上の使い方が見えてこないのも事実です。何か便利な使い方ができるようになれば、もっと3D表示が楽しくなるのですが、まだまだな印象です。