9月7日(日本時間8日未明)に開催されたスペシャルイベントでiPhone 7/7 Plusが発表されました。新モデルのiPhoneには今回も様々な機能が追加されましたが、新しいカラーバリエーションとしてiPhone 6sまでの4色に加えて艶のあるブラック「ジェットブラック」が追加されました。ではiPhone 7ではどの色が人気になるのでしょうか。
ホワイトとブラックの時代
iPhone 5までiPhoneはホワイトとブラックの2色展開でした(iPhone 5はブラック&スレートとホワイト&シルバーの2色)。この頃は若干ですがホワイトの方が人気がありました(マイナビの記事)。記事にもありますが、この頃から服や持ち物と合わせやすい色としてホワイトの人気が上がっています。
確かにブラックは本体の存在感を強く感じます。一方でホワイトだと色の主張は弱く、服や持ち物(特に他のApple製品)と調和する印象です。これはiPhone 5s以降続く「明るい色」の人気の背景にあると思います。
iPhone 5s、iPhone 6sで新色登場
AppleはiPhone 5sでゴールド、iPhone 6sでピンクゴールドの新色を追加します。それぞれ重要度を増しつつあった中国市場や増えてきた女性ユーザーを意識したカラー展開と言われています。しかし新しい物好きのiPhoneユーザーを中心に新色は人気となります。特にiPhone 5sのゴールドは供給不足もあって、発売から数ヶ月も在庫不足が続きました。
iPhone 6sの新色、ピンクゴールドも女性だけでなく、男性にも人気となり、Apple製品の定番カラーの地位を手に入れています。新色は発売日にiPhoneを買う層には特に人気になる傾向があり、発売当初の品薄も加わって手に入りにくいモデルになります。
一方で旧来からあったシルバー(ホワイト)やスペースグレイ(ブラック)の人気はそれほど高まらず、特にスペースグレイは不人気色と言われるまでになってしまいました。スペースグレイが不人気と言われてしまったのは、服に合わせにくい「暗い色」であることも影響している可能性があります。
iPhone 7の新色は「暗い色」のジェットブラック
iPhoneは過去の例から「新色」もしくは「明るい色」が人気になりやすいのですが、ここからiPhone 7の人気色を考えます。
発売当初はいち早くiPhoneを手に入れたい新しい物好きのユーザーを中心に新色のジェットブラックが人気になるでしょう。iPhone 7は供給が少ないとの情報もあります。また容量もジェットブラックだけ128GB、256GBモデルしかありません。発売当初、ジェットブラックモデルは手に入りにくい状態になる可能性はあります。
その後、iPhone 7が多くの人に行き渡るに従って、「明るい色」の人気が出てくるでしょう。特に2年前の機種であるiPhone 6からの買い替えが需要の中心となる頃には、当時なかったピンクゴールドが人気となるのではないでしょうか。iPhone 6,6sとデザインで大きな変化がない分、新機種購入でカラーを変える人が多くなると予想します。