Appleの決算発表は27日(日本時間28日早朝)、注目点は?

Appleは1月27日の火曜日に決算報告を行います。日本の通信キャリアのような派手な発表会は開催しませんが、事務的な報告とアナリストとの質疑応答はネットでも中継されます。英語に自信がある人は聞いてみてもいいかもしれません。(Apple.com内の配信サイト

主に報告は投資家のためのもので、アナリストは売上高や利益、配当方針などに関心を持っていそうですが、Appleファンも注目すべき点があります。

まず地域別の売上高やiPhoneの販売動向は気になります。よく売れる地域、成長の著しい地域はAppleも大事にする傾向があるので、新サービスの対応や新製品の販売開始も早くなります。日本も重要な地域として認識されていますが、iPhoneの販売台数は一時期ほどの勢いはありません。変わってAppleは中国での成長に力を入れているようで、日本を通り越して中国でApple Payが使えるようになるとの噂もあります。なので地域別の売上高や成長力はファンとしても見逃せません。

続いて注目されるのは製品別の売上高です。AppleにとってiPhoneが最も売れる商品であるのは確かですが、iPadやiPodも重要な商品群です。これら商品の売れ行き動向はAppleの商品戦略を想像する上で参考になります。iPadは売れ行きが鈍っているから業務用の大画面モデルが出るとか、iPodは役割を終えつつあるなど、商品別の売り上げ動向からいろいろ語られています。ここにも注目です。

あとはティム・クックCEOが今期以降の見通しを語るはずで、そのなかでApple Watchについてどこまで言及するかにも注目です。とりあえず僕は英語で聞いてみます。ちなみに業績などのデータは米国の投資情報系のニュースサイトにいち早く掲載されます。また業績に対する評価は株式の時間外取引の値動きで判断できます。