ディスプレイパネルメーカーがAppleに8.3インチのパネル(リフレッシュレート120Hz)を納品したとの怪情報が出ています。この情報をもとにAppleがiPad mini Proを計画しているとの推測も出回っています。しかしこの情報自体の真偽は不明で、状況的にも少し違和感を感じる部分もあります。
iPad、iPad Air、iPad Pro
AppleはiPadのラインナップを、普及モデルのiPad、標準モデルのiPad Air、ハイスペックモデルのiPad Proに分類しています。iPad miniは機能や性能からiPad Airの小型版との位置付けられ、電源ボタンのTouch IDセンサーやApple Pencil(第2世代)対応などをiPad Airから引き継いでいます。
このラインナップの中で今回パネルメーカーが納品されたと噂される120Hzのリフレッシュレートのディスプレイを搭載するのはiPad Proであり、もしiPad miniがこのリフレッシュレートを採用するとすれば、ラインナップの大枠が崩れることになります。
確かに120Hzのリフレッシュレートは大画面での快適さ向上に大いに役立ちますが、それをiPad miniに採用するメリットはそれほどなさそうな気もします。iPad Proのような映像、写真、デザインなどのプロが使う機材で120Hzのリフレッシュレートが採用されるのは理解できます。しかしiPad miniの小さな画面に採用するのは少しオーバースペックなのではとの疑問もあります。
Proモデルの拡張
もし8.3インチディスプレイに120Hzのリフレッシュレートを採用するなら、考えられるのはProモデルにminiサイズが追加されることでしょう。プロの間にiPad miniサイズのタブレットへの需要が高まっているとすれば、Appleも試作機を作ることはするでしょう。
MacBook ProのサブディスプレイとしてiPad miniを使うとき、双方のリフレッシュレートが異なると違和感を感じるかもしれません。その違和感を解消するためのiPad Pro miniはあってもおかしくはない、かもしれません。