いよいよ来月下旬から日本でもApple Payサービスが始まります。国内で一気にApple Payを立ち上げるため、iPhone 7にFeliCaチップを搭載し、SuicaとiD、QUICKPayのインフラにApple Payが乗っかる形でサービスがスタートします。結果としてFeliCaチップを搭載しているiPhone 7が店舗での支払いに対応するとアナウンスされています。
iPhone 6以降の機種でApple Payは使える
Apple Payは店舗での支払いに使う以外にも、アプリ内の支払いやWebサイトでの支払いにも使用可能です。アプリ内・Webサイト内の支払いはiPhone 6以降の機種(6、6 Plus、6s、6s Plus、SE、7、7 Plus)にクレジットカードを登録すれば利用できるようになり、これはSuicaやQUICPay、iDを利用したApple Payとは全く別の決済となります。
そこでWeb決済用にiPhone 6s以前の機種(SEを含む)に登録したクレジットカードをNFC A/Bを利用したApple Payに使えないのか?という疑問が出てきます。現時点で日本で販売されたiPhone 6やiPhone 6sに海外で発行されたクレジットカードやデビットカードを登録することででApple Payが使えるのは確認されています。この機能が塞がれることがなければ、もしかしたらiPhone 6やiPhone 6sでも一部店舗でApple Payが利用可能になるかもしれません。
使えたとしても現時点で場所は限られる
もし仮にiPhone 6sでもApple Payの店舗での支払いが可能だったとしても、現実はもう少し厳しい状態です。NFC A/Bに対応した決済端末は日本ではまだ普及していません。横浜のマクドナルドや浦安のイクスピアリ、IKEAなどごく少数の店舗で利用できるとネットメディアは伝えていますが、そこを日常的に使う人はそれほど多くありません。
僕もNFC A/B対応の決済端末を探しているのですが、西武新宿のスターバックス、東急プラザのスターバックス、大阪空港内の店舗などごくごく一部でしか見かけません。とはいえ決済端末は新しいものに更新されるタイミングでNFC A/Bに対応したものに交換されているようです。時間はかかりそうですが、徐々に国内で利用可能場所は広がっていくと考えられます。
来月下旬、日本でApple Payがどのように始まるか非常に興味深いところです。色々試したいこともありますが、手持ちのiPhone SEでも店舗での支払いに使えるかも試してみようと思います。