発売日に購入できず、先週ようやく手に入ったiPhone 7 Plusを1週間、みっちり使った印象です。やっぱり特筆すべきはカメラの性能です。これはiPhone 6sやiPhone SEのカメラとは全く別物になっていました。おそらくiPhone 7とも別物だと思われます。またカメラ以外にも良かった点はたくさんありますが、少し不便な点も見えました。
明るいレンズと望遠レンズで簡単に綺麗な写真が撮れる
iPhone 7 Plusのカメラの性能は、これまでのスマホカメラとは次元が違うと言えそうです。暗い場所で撮影した写真やズームで撮影した写真の綺麗さは今までのiPhoneとは全く別物です。また接写で撮影する場合も、これまでのiPhoneより綺麗に撮れる印象です。iPhone 7 PlusのデュアルレンズカメラはF値1.8のレンズと望遠レンズがお互いに特徴を上手く活かしあっています。
上の写真の比較でもわかるように、デジタルズームでもiPhone 7 Plusで撮影したものは比較的解像度を保っています。これもデュアルレンズカメラとして、広角レンズに加えて望遠レンズを搭載しているおかげです。
暗い場所の撮影でも全然違います。F値1.8の明るいレンズと光学手ブレ補正を搭載しているため、暗い場所でもこれまでより明るい写真が撮れます。暗所に弱いiPhoneのカメラという汚名は返上できたのではないでしょうか。
心配していたホームボタンの完成度は最高
iPhone 7の特徴の一つがホームボタンにTaptic Engineを採用したことです。物理ボタンを廃止し、指でボタン部分を押し込んだことを検知すると、内部から振動を返してホームボタンを押したことを擬似的に再現します。これで防水性能が高まり、また故障の頻度が下がったと言われています。
このホームボタン、発売前のレビューでは、賛否が分かれていました。Appleの担当者も慣れが必要と発言していたこともあり、ホームボタンの完成度には不安がありました。しかし実際に手にしてみて、使ってみると、全く不満を抱くレベルではありませんでした。確かにボタンを押した感触とは少し違いますが、Tapic Engineからは実際のボタンよりも心地よい反応が返ってきます。ホームボタンについてはかなり満足しています。
イヤホンジャック廃止はやっぱり不便
もう一つ、iPhone 7の発表前から不便になると心配されていたのが、イヤホンジャックの廃止です。これは本当に不便になりました。iPhoneを充電しながら、イヤホンを使って音楽を聴いたり、動画を見たりができなくなっています。Appleはワイヤレスというコンセプトを追求するために、イヤホンジャックを廃止したと説明していましたが、それならAirPodsは同時発売にすべきだったでしょう。
AirPods発売を待つ身としては、10月下旬の発売まで、非常に不便な状態が続きます。さらにAirPodsは購入意向を持つ消費者が多数いることがわかっており、すぐに手に入るかも不明です。iPhoneのイヤホンジャックを廃止するなら、Bluetoothイヤホンを同梱するか、最低でもiPhone 7と同時に発売すべきだったと思います。
これ以外にもiPhone 7では10月下旬からはApple Payが利用できるようになります。これにもとても期待してます。