iPhone6発売前にソフトバンクの動きがいろいろ怪しい

タイトルに「怪しい」と書きましたが、別にソフトバンクが何か悪いことをしようとしているというわけではありません。しかし、先日はAXGPでのキャリアアグリゲーション(CA)の開始を発表し、またAQUOS CRYSTAL XでのVoLTE対応も告知しています。さらにLTE-Advancedへの取り組みというサイトも開設し、なぜかここに来て新技術への取り組みの告知を一気に始めた印象です。

ただ上の図でソフトバンクが計画しているようなCAは、リークされている情報が正しければおそらくiPhone 6では使えないでしょう。さらにVoLTEもあと2週間に迫ったiPhone 6の発売開始時に間に合うかはかなり怪しい状況です(ずっと準備を進めているauもあと2週間でサービスインできるかは不明です)。だからこそ逆に「ソフトバンクも先進的な技術を取り入れています!」というアピールを始めたという印象です。

もしiPhone 6がCAやVoLTEに対応し、ソフトバンクのiPhoneが他社より機能面で制限を受けるような状況になるとすれば、孫社長は9日のスペシャルイベントに顔を出さないかもしれません。iPhone 5s/5cの時はスペシャルイベントや発売日に孫社長が姿を現さず「他社のiPhoneに比べて性能面での特徴が少ないから出てこなかったのでは?」とも言われました(もちろんただ忙しかっただけかもしれません)。

そうした意味でも9月9日、Appleが開催するスペシャルイベントに誰が顔を出すかは少しだけ注目すべきかもしれません。