LTEの繋がる場所として地下鉄が注目されています。というよりも一足先に整備したauが他社との差別化のために宣伝しているので、よく話題になっているようです(もちろん他社も徐々に駅や駅間でLTEが使えるようになってきています)。ただ、地下鉄の駅やトンネルでは主にスペースの問題でアンテナ設置が困難であり、今まで整備が遅れていたのも事実です。
では、地下鉄の駅にある携帯電話のアンテナ、どんな形をしているのでしょうか。大江戸線「麻布十番駅」では
こんな形のアンテナが天井に設置されています。シールには「道路トンネル情報通信基盤整備協会」と書かれています。同協会は既に「移動通信基盤整備協会」と改称していますが、ドコモやKDDI、ソフトバンク、イーアクセスなどの技術部長クラスが役員となっている協会です。限られた場所に基地局を設置するため、携帯電話事業者が足並みを揃えられるようにした協会って位置づけだと思います。
因にこのアンテナ直下で速度を測ると結構速い数値が出ます(au iPhone 5)。
地下と言う閉鎖された空間で、それほど多数の人がアクセスしない状況があるためだと思われますが、下り最大37.5Mbpsの範囲では上限に近い数字と言っていいでしょう。