Apple PayはSuica(交通系ICカード)、QUICPay、iDと連携して国内でのサービス開始と同時に多数の場所で利用できるサービスとなりました。特にSuicaをはじめとした交通系ICカードは様々な場所、場面で利用できるようになっており、Apple Payも意外な場所で使えることがあります。
Apple Payで都立庭園の入園料を支払う
東京都内にある9つの「都立庭園」の入園料はPASMOで支払うことができます。PASMOはSuicaと相互利用が可能であり、都立庭園の入園料はApple Payで使っているSuicaでも支払うことができます。iPhoneでもApple Watchでも、窓口にある読み取り機にかざせば入園料(150円、300円、420円)が支払えます。
ただ園内のコインロッカーや自動販売機、売店、茶屋では現金のみでの支払いとなっていて、少し惜しい感じです。どうせ入園料をPASMO支払い可能にするなら、園内でもキャッシュレスで支払いできるように整備してもらいたいところです。
初冬の六義園は紅葉もほとんど終わり、冬の青空と枯れた庭園が絶妙の景色を作っていました。
EdyのみのAndroid Payより優位に
今日、Googleは日本でAndroid Payサービスを開始しました。現時点でAndroid Payで利用できる電子マネーはEdyのみとなっています。Edyも様々な場所で使えるのは確かですが、交通系ICカードほど多彩な場所で利用できることはありません。
日本でのAndroid PayとApple Payを比較すれば、対応する電子マネーであるEdyとSuicaを比べることになるのですが、やはり電車やバスに乗れて、都立庭園のような多様な利用場所を持つSuicaの利便性に軍配があがるでしょう。Android Payがもう少し使えるサービスになるまでは、Android端末を持っているなら素直におサイフケータイを使うのがベストだと思います。