10月25日、いよいよ日本でもApple Payが使えるようになります。日本のApple PayはSuica(交通系ICカード)に乗っかったことで、全国4,000以上の駅改札で利用できるほか、コンビニやコーヒ店、ドラッグスタなどでの決済にも利用できます。しかし使える場所はこれだけではありません。
自動販売機は対応機多数
街角でよく見かける清涼飲料水の自動販売機もよく見れば交通系ICカードが使えるものが結構あります。
上の写真の場合、交通系ICカードだけでなくiDも使えるのでApple Payに登録したクレジットカード(一部)でも決済できます。財布もiPhoneも家においてジョギングした後、自動販売機にApple Watch Series2をかざしてスポーツドリンクを購入、なんてこともできそうです。
ファストフードの券売機も
蕎麦、牛丼、カレーなど、券売機を設置するタイプのファストフード店では交通系ICカードに対応する店が増えています。写真は富士そばですが、牛丼の松屋、カレーのCoCo壱番屋などでは全国の店舗で対応が進んでいます。
昼休み、財布を持って昼食に出なくても、iPhone 7やApple Watchで決済できるようになります。
駅の施設で
交通系ICカードは各地の鉄道会社が発行しており、当然鉄道の駅内では様々な状況で利用できます。駅内の飲食店や売店ではほぼ交通系ICカードが利用できるので、もちろんそこではApple Payでの支払いが可能になります。
また上の写真のようにJR東日本のキヨスクではセルフ会計でSuicaが利用できます。少し混んでいても、自分でバーコードを読み取らせて、Apple Payで決済すればすぐに買い物が完了します。
さらに駅にあるコインロッカーも交通系ICカードでの料金支払い可能なものが増えています。この場合、ICカードは決済手段としてだけでなく、ロッカーの鍵としても機能します。鍵をなくす心配がありません(Apple Watchならなおさら)。ICカードが単なる決済だけでなく、さらに便利に使えるようになった好例かもしれません。
公共駐輪場の決済にも
交通系ICカードによる決済は公共分野にも進出しています。下の写真は区営駐輪場の決済機ですが、交通系ICカードが使え、もちろんApple Payでも利用できるようになります。
既にSuicaサービスが始まって15年、交通系ICカードとして全国に広がっただけでなく、使える機会もかなり広がりました。これだけ広がった決済インフラにApple Payが乗っかることで、Apple Payは日本の決済サービスで一躍重要な地位を得ることになるかもしれません。